カテゴリ:行き止まりシリーズ( 5 )

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千歳烏山の行き止まりと苦労しているバスの折り返し

世田谷区の千歳烏山駅周辺の地図を見ていて見つけた「行き止まり」。

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駅の南側徒歩すぐの場所に、他の道路区画と違って斜めに貫通するやや太い道路があります。

西側は不自然なほどの「行き止まり」。東側は行き止まりではないもののカギ状の不整合が生じています。

何でこんな道ができたのだろうか。興奮してきたぞ・・・!?

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地図をよく観察するとヒントが浮き上がってきました。

行き止まりの方には、行き止まりを境に直線的な区画の分断が生じています。
道路のある方には、直角に交差した「明らかに面的整備した区画」となっています。

古い航空写真を調べてみると、1941年には道路が完成、駅南側の区画もできあがっています。

はーん。区画整理か耕地整理でもして都市計画道路を区域内だけ造ったいつものパターンだな?

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だいたい正解。

調べてみると、この地では1938年認可で千歳土地区画整理事業が行われていました。旧都市計画法に基づく土地区画整理事業で、組合の解散または完了日は不明だとのこと。旧法のものはしばしば不明が見られます。

では、なぜこの道路が斜めに造られたのか。これがわかりません。

現状の都市計画ではこの道路に重なる都市計画道路は存在しません。また、世田谷区が進めている主要生活道路の拡幅を含む「せたがや道づくりプラン」には位置付けられていませんでした。

では、古い道の名残で残っているのか……これも微妙。古い地形図を見る限りでは、これと重なる道路は確認できませんでした(地図に載らない程度の細い道は不明)。

古い都市計画では計画が存在したのか・・・?前後も造る計画があったのか・・・?実は今も計画はあるのか・・・?学園の敷地へ至る・・・?推測しましたが、どのような位置づけでこの道路ができたのかはわからず。誰か教えてください。

11月16日追記
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道路の計画は「細道路網計画」に由来することがわかりました。

東京では関東大震災後の震災復興計画や、その後の決定により、幹線・補助線網が計画されました。しかし、補助線より下のランクの道路が必要となったことから、1930年から細道路網計画が決定されました。

左(スマホでは上)の画像は旧千歳村域の細道路網計画図です。(東京都公文書館より)

黒色の線で示しているのが細道路です。細道路は車道6m、歩道2.5mを両側に計画されていたそうです。


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千歳烏山駅周辺を見てみると、「行き止まり」の部分にも細道路が計画されていたことがわかります。

赤色矢印で示した部分が行き止まり箇所です。

その後道路の建設は進まず、1941年には一部が補助線に格上げされた以外は廃止されました。

このようにして、現在の道路計画には一切ない中途半端な立派な道路ができあがったそうです。

近隣住民さん、ありがとうございました。

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▲行き止まりの現地

現地へ行って見ると、行き止まり道路のど真ん中に、ペットボトルで固定した「この先行き止まり」看板が立っていました。

なんか・・・その・・・いい道じゃないか!

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▲行き止まりの奥

行き止まりの奥は斜めの区画がはっきりとわかります。

私がタモリか鶴瓶くらいの有名人だったらインターホン押して聞き込みしたかもしれないんですけどねぇ(笑)

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▲行き止まり側から

幅11mくらいあるのでしょうか。やはり道が比較的広いので不自然ではありますね。


話は変わります
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千歳烏山駅周辺には現在、交通広場が存在しません。京王線の連続立体交差事業に合わせて駅前広場建設は事業中で、その完成は何年後になる事やら。「THE 世田谷」といった駅です。

とはいっても準特急も停まる大きな駅で、路線バスが複数乗り入れています。

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▲旧甲州街道

北口のバス停は旧甲州街道に存在します。循環バスのように通り抜けていくバス路線もありますが、ここで折り返すバス路線もあります。

では、交通広場もないのにどうやって折り返すのか・・・

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▲バス停

こうなのさ。

ビルの1階にバックで駐車して折り返します。数年前、初めて来たときにはビビりました。

このために警備員・誘導員が常駐しているみたいですね。町田駅の北口・国分寺駅北口など、いまでも誘導員を配置している駅前バス停は都内にありますね。

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反対側の南口。これまで気にしたことがなかったのですが、上の行き止まりを調べていると「はて・・・南口はどうやって折り返しているんだろうか。」と。

地図や航空写真を見ると近くに折返場が見つかりません。でも近くに「南水無」というバス停がありました。

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▲南口のバス停

右側に「歳23 千歳烏山駅」と書いた路線バスが到着。

乗客全員を降ろし、そのまま南水無方向に発車して行きました。

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▲バス停

バス停をよく見ると、ここは本当の終点ではなく、南水無が本当の終点でした。(※丘22は本数かなり少)

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どういうことかというと、千歳烏山駅南口では折り返すことができないため、1本先の南水無まで路線を延伸。そこで道路をぐるっとまわって方向転換していました。

バスの前面の方向幕には「南水無」とは書かれていませんが、「南水無」と書いたところで「それどこだよ」となるでしょうし、ほとんどが千歳烏山駅で降りるようです。

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▲南水無 到着側バス停

住宅地のなかにポツンと終点のバス停がありました。


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▲南水無 出発側バス停

こちらも住宅地の中。バスが時間調整をしていました。

暫く見ていましたが、ここで乗る人は誰一人いませんでした。


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▲到着側・出発側の間の道

でも到着側の出発側のバス停間の道路はこの細い道路だけ。いや、まさかこんな道を・・・


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来ました。

距離は短いけど、絶対に前から来てほしくない道幅ですね。

この無意味そうな1つだけ伸びているバス停。バスが折返し、路線を維持するためには重要なところなんですね。

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ちなみにほかの系統はというと、「丘22」はこんな感じ。本数がかなり少ない路線で、千歳烏山駅で折り返す路線ではないようです。(東京都内乗合バス・ルート案内を参考)

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小田急バスが運行する「成06」は駅に到着する前に脇道にそれて、駅周辺のみ循環する形で運行しているようです。比較的細い道なので大変そうですね。

他の細かい系統は省略します。


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by yunomi-chawan1 | 2018-11-01 00:00 | 行き止まりシリーズ | Comments(13)

道路新設で行き止まりになった道

これまで土地区画整理事業によってできた「行き止まり」を取り上げてきましたが、今回は道路が新しくできて生じた「行き止まり」をとりあげます。

市ヶ尾の行き止まり

はじめに市ヶ尾の行き止まりです。厳密には行き止まりではないですが。

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国道246号246横浜上麻生道路12が交わる市ヶ尾交差点にあります。


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もともと横浜上麻生道路旧道国道246号が交わる十字路だった交差点ですが、北西側で横浜上麻生道路の新道(バイパス)が完成。旧道は交差点には接続しなくなり、行き止まりが発生しました(厳密には行き止まりになっていない)

横浜青葉IC市ヶ尾立体ができた1998年3月ころの切り替えだと思われますが、ちょっとネットで調べただけではハッキリしませんでした。

新道はここ市ヶ尾川崎市境付近まで開通。当時、新道は田んぼや梨園の中を突き抜けるように開通しました。区役所付近を除いて市街化調整区域のため、現在でもなお沿道にほとんど何もできていません。
現在川崎市内は下麻生付近まで拡幅事業を進めています。

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旧道方面を見ると、植栽でブロックしてあるだけで、道路の趣は当時のままのような感じがします。

新道が4車線でそれなりの交通量があるのに、旧道が現役のころはどんなんだったんだろうかと気になります。
あるあるですが、路線バスはいまも旧道を経由していますね。(新道通っても開発されていないから乗る人がいないんだろうけど)

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30」の道路標示は当時のままでしょうか。


府中四谷の行き止まり
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ここは以前紹介されて知った道路です。近くを通ったので撮影しました。

古い地図を見る限り、もともと正面に向かって2車線の道路があったようですが、都道20号線の開通により閉鎖されたようです。交差点が隣接することや流入流出を抑制する目的があったのでしょう。

もともろ左側の植栽部分まで幅員があったはずですが、現在は半分程度の幅となり、右側の住宅だけのための道のようになっています。

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反対を見るとこんな感じ。向こう側の道路と同じような構成だったんでしょうね。

黄色の線や横断歩道のペイントは当時のままと思われます。横断歩道の場所は今の歩道の切り落としの場所とちぐはぐです。


このように道路新設によって従来の道を締め切るのは最近でも発生しています。以前記事にした拝島駅付近の道路もそうですね。

「将来の開通を夢見る行き止まり」もあれば「現役当時を偲ぶ行き止まり」もあったり、こういうのは飽きないものです。

撮影日:2017年12月26日、2018年10月20日 記載内容は執筆時または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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by yunomi-chawan1 | 2018-10-26 00:00 | 行き止まりシリーズ | Comments(1)

町田市山崎町の未成道―宅地の中の空白と半世紀近くそのままの空き地

行き止まりシリーズ」、今回はちょっと行き止まりとは違うかもしれませんが、町田市山崎町にある未成道です。行き止まりシリーズというよりか、未成道シリーズのほうがいいかもしれない。

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撮影位置は記事一番下に記してあります。

今回ネタにするのは、「町田3・4・40号本町田小山田線」の一部です。この都市計画道路は町田市本町田鎌倉街道から多摩市境まで決定されています。しかし、図師町付近を除いて完成していません。

ちなみにこの道路、北へずっと行くと八王子村山線に繋がって青梅街道まで行けます。

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そんな未成区間ですが、住宅地の真ん中にぽっかりと空白のある場所があります。

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A 小山田方面を見る

住宅地内の区画道路に囲まれ、アスファルトによって固められた空白の土地。

ここの住宅地は2005年~2010年まで組合により事業が行われた「山崎町横峰土地区画整理事業」によって造られました。都市計画道路自体は1964年10月23日に決定しており、土地区画整理事業ではこの区域を確保して完成したという訳です。

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B 本町田方面を見る

この付近は起伏の激しい場所で、都市計画道路が谷筋を通っているような感じです。

右側を見ても分かるように、都市計画道路に沿って擁壁を設置して宅地化しています。減歩率が増えたり結構大変だったんじゃないかなぁなんて想像しちゃいます。

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C 区画整理地の本町田方面端

本町田方面(南側)の端はこんな感じ。行き止まりではありませんが、なんとも不自然な終わり方をしていました。

この用地を確保している場所はアスファルトで舗装されていますが、周りの道路より縁石で少し高くなっていて、車などが駐車できないようになっています。

Next >> 半世紀近く放置された空き地

そんな山崎町横峰土地区画整理事業地の南側には半世紀近くそのままの空き地が存在します。

場所は一番上の地図で示した「町田山崎団地」「木曽住宅」として1960年代後半に開発された地区です。町田市のマンモス団地の1つです。団地の開発当初から用地を確保しているものの、一向に道路ができません。

北から順に見ていきます。

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▲①北側

奥に神奈中バスが止まっている場所は「山崎団地バス停(折返場)」です。

写真撮影位置の右側擁壁から左側が都市計画道路です。この先折返場を越えてまっすぐに行くと、 C の場所に到達します。


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▲②少し南側。

少し南側から見てみると、左右の擁壁に囲まれ、掘割になっていることがよくわかります。

見える道路は都市計画道路上に150mほど存在します。仮設のまま半世紀近く来たのかな……という感じです。

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▲③団地内の歩道橋(三の橋)から撮影

そのほか多くの場所でこんな感じで空き地となっています。団地の案内マップにも「都市計画道路」などと書かれています。一部でヤギによる除草や、家庭菜園場所として使われているようです。

こんなのが半世紀近く放置されているなんてね。

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▲④旧本町田西小・旧本町田中(桜美林大が再整備中)の東側

団地として開発された区域を出ると、道路区域が確保されている感じはしません。ただ、あまり開発もされていない感じです。いつミニ開発されてもおかしくないのかな?


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▲⑤鎌倉街道と分岐する部分

この正面に道路が計画されていますが、見ての通りの起伏で、道路を通すにはかなり苦労をしそうです。

鎌倉街道は現在拡幅整備中ですが、この道路の接続はあまり考慮されていないように見えます。

そもそもなぜ整備されないのか……。ネットで見られる平成3年ごろからの町田市議会録を見てみましたが、そもそも整備の期待値がそれほどないようで、議会でもほぼ話題になっていません。

町田市や東京都は並行する(通称)新町田街道の整備を進めてきた経緯もあり、優先順位はかなり低いのかなという感じがします。仮に造っても団地を突き抜けることへの危惧や、事業効果、起伏が多く事業費がかさむことも理由なのかなぁと。

山崎団地センター~山崎団地バス停までの用地確保区間を整備するだけでも、バスが迂回しなくて済む気もするけど、それだとバス停が遠くなる人もいたり、いろいろ難しいのかもね。

もう少しちゃんと調べたらネタが出てきそうですが、やめておきましょう。

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撮影位置は以上の通り。

2年以上前の写真を使っているため、今とは状況が(少しだけ)異なっている場合があります。


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by yunomi-chawan1 | 2018-10-12 00:00 | 行き止まりシリーズ | Comments(9)

なかなか県境を越えられない 町田市・川崎市市境の行き止まり

境目」はいろいろと障壁となることが多いですが、道路だって同じのようです。

撮り溜めた写真を少しずつ消費する「行き止まりシリーズ」、今回は第2回目です。

1つめ
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今回取り上げるのは町田市川崎市の道路です。

そのうち1つ目が町田市側「町田3・4・30号大蔵広袴線」、川崎市側「川崎3・4・23号栗木線」です。鶴川市民センター付近から川崎市を抜けて稲城市の鶴川街道まで、ひと続きで決定されています。

しかし、町田市川崎市の境目では「行き止まり」が発生しています。

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町田市広袴。2車線の広い道路が、町田市川崎市の境目の手前で山にぶつかって終了しています。端には左に抜ける道があるので、厳密には行き止まりではありませんが、この先まっすぐと抜けることができません。

町田市側は土地区画整理事業によって整備

この付近は都市基盤整備公団による鶴川第二土地区画整理事業が行われた区域です。大蔵広袴線の計画があったため、土地区画整理事業の際に、道路も事業範囲際(=市境付近)まで建設されました。土地区画整理事業自体は2003年に換地処分され、それ以降このままとなっています。

川崎市側も土地区画整理事業が行われるも、市境付近まで達せず

川崎市側も小田急多摩線の開通に合わせて、組合施行の土地区画整理事業が相次いで行われました。1982年度まで行われた栗木第一土地区画整理事業では栗木線の大部分が建設されましたが、市境付近は開発の波から逃れ、現在でもなお市街化調整区域となっています。

なお、川崎市側の整備済みの南端は、後に行われた道路の付け替え(道路事業)により、行き止まりらしさがなくなっています。

課題は多いか

この付近は市境付近を境に小さな山になっていて、周辺では「峠」などと呼ばれることもあります。この県境を境に生活圏が異なっています。

町田市側は栗平駅や黒川駅の方が直線距離では近い地域も、バスが開通し駅まで勾配の少ない鶴川駅を利用する傾向が非常に高くなっています。

この道路ができれば、快速急行も停車する栗平駅へのアクセスは格段に上がる一方で、「峠」であることから建設には莫大な費用が掛かることが目に見えていて、双方「市道」としての整備にはハードルが高そうです。町田市議会では話出ることあるんですけどね、川崎市側との温度差も感じます。

東京都の道路計画(東京における都市計画道路の整備方針)にも、川崎市の道路計画(道路整備プログラム)にも現時点で整備は位置づけられていません。

2つめ
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2つ目は、先ほどの道路より少し南にある道路です。

町田市側は町田3・4・21号能ヶ谷井の花線、川崎市側は川崎3・4・21号片平線として決定されています。

こちらも同様、町田市側は1968年換地の鶴川土地区画整理事業(日本住宅公団施行)や、2002年換地の能ヶ谷土地区画整理事業(組合施行)、2004年換地の能ヶ谷東部土地区画整理事業(組合施行)によって整備され、市内の整備率はほぼ100%です。

このうち能ヶ谷東部土地区画整理事業は一番川崎市に近い土地区画整理事業で、「千都の杜」として野村不動産が販売しました。ちょっとした高級住宅街で、ドラマなどの撮影によく使われています。

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町田市側は完全な行き止まりとなってます。

このほか、住宅内の区画道路が川崎市側道路と接しているものの、いずれにも車止めがあり、車が町田市川崎市を行き来できないという徹底ぶりです。


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川崎市側も2007年終了の片平土地区画整理事業(組合施行)が行われ、20mほど整備されています。

土地区画整理事業の範囲が右側の川までだったこともあって、左の道路から川までのわずかな距離だけ整備されているという状況です。

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置きガードレールがあり、車両は通れなくなっています。


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丁寧に縁石まで整備されていました。この部分だけ見れば、線を引けば完全に道路です。

この道路は、上の道路と同様に起伏のある場所に計画されています。川崎市側の未整備箇所は、半分ほど市街化調整区域、半分ほど市街化区域(第一種低層住居専用地域)となっています。市街化区域の場所は無秩序な開発が行われています。

正直なところ、この道路の期待値はそれほど高いようには見えず、かなりハードルの高いものでしょう。いずれ存在自体議論を始めてもおかしくないのかな……と思わなくもないです。

これらの道路がないことで、古くからあるすれ違い不可能な細い道に車が入り込んでいます。

一方で、東京都側・川崎市側双方で優先整備路線になっている鶴川街道世田谷町田線(津久井道)のほか、真光寺長津田線岡上駐在所付近の拡幅も進めてほしいな。県境は何かと支障になりますね。

ちょっと意見多めの記事になっちゃったな。

撮影日:2016年3月17日、2017年12月26日 記載内容は執筆時または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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by yunomi-chawan1 | 2018-10-04 00:00 | 行き止まりシリーズ | Comments(0)

青葉区荏子田の行き止まり

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町の中に急に行き止まりになる大通りを見かけることはないでしょうか。

ミニ開発の行き止まりならまだしも、大通りとなると「なぜこの先を造らなかったのか」という疑問と、「この先に繋げたい」というムズムズ感が出てきます。

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「なぜこの先を造らなかったのか」というのは意外と答えは簡単です。

通常、道路事業をする場合は大通りと大通りを結ぶように事業を行い、行き止まりはできません。しかし、土地区画整理事業のような面的整備を行う場合、その部分だけ整備するため行き止まりができてしまうのです。

というわけで、ここ数年で撮りためた「行き止まり写真」を少しずつ消費して行こうと思います。

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今回は横浜市青葉区荏子田の行き止まり。

2車線で大きな中央分離帯を有する道路がいきなり山にぶつかって終了していました。

写っている車は路上駐車の車であって、交通量は決して多くはありません。

末端部だけ白線すらひかれていません。

都市計画道路名称は横浜3・3・50号恩田元石川線


a0332275_02485311.jpg

末端部はあまり手入れがしてあるようには見えません。

行き止まり奥で横切る道路は、この道路が延伸されることを見越して造られているように見えます。


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この行き止まりがあるのはこんな場所。手前が「荏子田土地区画整理事業」によって整備された区域です。換地処分は1984年とのことで、30年以上このままなのでしょう。

この先は市街化調整区域となっていて、基本的に開発が規制されています。

この南側の部分も土地区画整理事業によって整備された場所です。それでは南端部分にも行ってみることとします。

a0332275_03032155.png
a0332275_03035502.jpg

南端は行き止まりでこそはありませんが、急に道幅が狭くなっています。丘陵の頂上でそうなっていて、よく見渡せないのが残念です。

この辺りは嶮山第一土地区画整理事業によって整備された場所で、この先は市街化調整区域となっています。

a0332275_03131906.png

道路自体はこの先にも計画済みです。2016年(平成28年)3月時点での横浜市の優先整備路線には、北側・南側ともに「平成32年度頃(2020年度頃)までに事業着手」とされています。

市街化調整区域ということもあって、人家は比較的少ないですが、高低差の激しい場所なのでなかなか難しい区間なのかもしれません。また、開通すれば通過交通が増え、道路の性格が変わるのでしょう。

撮影日:2017年12月26日 記載内容は執筆時または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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by yunomi-chawan1 | 2018-10-01 00:00 | 行き止まりシリーズ | Comments(3)


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