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鶴川駅周辺再整備へ準備が進む

小田急線鶴川駅の周辺整備へ方針がまとまってきたようです。


パソコン版での閲覧をおすすめします。




鶴川駅の現状

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▲鶴川駅のメイン玄関「北口」

鶴川駅は小田急小田原線の新百合ヶ丘駅と町田駅の中間の町田市内に位置する駅です。
1927年(昭和2年)の小田急線開業と同時に駅が開設され、今日まで至っています。

1日の乗降者数は約6万9000人で 各駅停車準急が停車し、小田急で急行が通過する駅の中では最も利用数が多い駅です。町田市の東側の駅として市内の東側のバスが多く発着しています。

近隣には鶴川団地や三輪緑山住宅、鶴川台住宅(鶴川第二団地)、千都の杜ややくし台など、大規模な住宅地が存在する他、国士舘大学町田キャンパスや和光大学など、学生も多くこの駅を利用しています。

駅には北口と南口があります。南口は1番ホーム(小田原方面ホーム)の小田原側の端にあり、無人です。

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▲駅周辺簡易図

駅の南側に鶴見川が流れ、おおむね川より南側は川崎市麻生区岡上地区となっています。岡上地区は川崎市の飛び地です。

交通拠点となる施設は駅北側のみにあり、改札口東側にタクシーやバスが乗り入れるロータリー、西側にタクシーのみが停留するタクシープールがあります。

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▲バスロータリー

駅のメインとなる広場です。バス乗り場が0番~4番まであり、それぞれ数分おきにバスが出発します。タクシー乗り場もあります。(バス停は5番乗り場まであるが、5番乗り場は鶴川街道上にある。)
ロータリーには一般車も乗り入れることができます。

ロータリーの隣には小田急マルシェの平面駐車場があります。この駐車場では貸し切って毎年能ヶ谷町内会の祭りが行われています。

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▲改札西側のタクシープール

タクシーが客待ちをする場所です。晴れている平日はバスロータリー側に行くのか、待機するタクシーは少な目です。
中央の部分を除けば一般車も入ることができますが、待機スペースはありません。

鶴川駅の交通の中心はバスロータリーができるまでこのあたりにありました。のちの区画整理等で現在の形になっています。

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▲駅南側地区(鶴川インペリアルビル鶴川医療フロア5階より撮影)

南側は住宅や農地があります。川崎市の岡上地区は多くの地域で岡上農営団地となっていて、畑が多く見られます。

マスタープランの位置づけ

町田市のマスタープランでは鶴川駅周辺を副次核としてさらなる魅力づくりとして以下のように定めています(抜粋)。

  • 鶴川駅周辺は、川崎市、横浜市などの市外も含めた一帯の拠点として、商業、業務、文化などの機能を引き続き誘導し、副次核としてのさらなる魅力づくりを進めます。
  • 駅東側の交通広場では、交通渋滞を緩和し、駅の交通利便性の向上を図るため、機能の拡充を検討していきます。
  • 駅南側では、周辺の住宅やみどり豊かな環境に配慮しながら、土地区画整理事業の再検討や新たな整備手法の検討を視野に入れ、交通広場や川崎市の岡上につながる道路などの基盤整備を進めるとともに、駅南北の連絡性を高めるなど、交通結節点としての機能を強化していきます。
  • 鶴川駅が玄関口を担う北部の丘陵域、鶴見川や真光寺川、代官屋敷や香山園などの周辺に豊富にある自然・歴史・文化資源を活かしながら、和光大学ポプリホール鶴川(鶴川緑の交流館)を中心とした文化・交流の場を創出していきます。また、地域住民などとともにそうした資源の情報案内サービスの充実を図り、駅前の情報発信機能を強化していきます。

駅利用者アンケート

2015年6月に実施した駅利用者アンケートによると、「駅前広場の利便性・快適性向上に必要なもの」として1番に「雨に濡れないで乗り換えができる」となっています。
そのほか、「『駅周辺』の利便性・快適性の向上に必要なもの」の1番に「駅の南北を結ぶ自由通路」、「『鶴川駅』の利便性・快適性向上に必要なもの」の1番に「エスカレータの設置」が挙げられています。

これまでの駅前整備

現在の北口はそれなりに整備されていますが、10数年前まで鶴川街道も狭く、ごちゃごちゃしていました。

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町田市では1968年(昭和43年)9月30日町田都市計画鶴川駅前土地区画整理事業(約15.8ha)を都市計画決定します。これは上図の薄い桃色の範囲全域です。

そののち、1980年(昭和55年)6月27日に、1968年に都市計画決定した範囲内の東側の約2.8haで、鶴川駅前土地区画整理事業の事業が認可され施行され、1982年(昭和57年)7月7日に換地処分されました。図の緑色の範囲です。
これによってバスロータリーなどが整備されています。

そのまたのちの、1992年(平成4年)7月23日に西側の地区で鶴川駅北土地区画整理事業(約5.9ha)の事業が認可。15年の歳月をかけて、2007年(平成19年)3月30日に換地処分されました。図の紫色の範囲。

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なお、1968年に都市計画決定された区域でも、北側の一部地域と、小田急線より南側の地域ではまだ土地区画整理事業が実施されていません。
今回土地区画整理事業への準備が進んでいるのは小田急線より南側の地区となっています。


南口再整備に向けての準備

町田市のホームページによると、町田市では2010年より、駅南側の整備に向けて準備を進めているそうです。

とりわけ、2011年10月14日には第1回街づくり検討会を実施。それから2016年現在でも定期的に検討会を進めていて、2016年2月27日には第23回の検討会が行われています

第23回検討会の市のホームページ資料によると、地権者アンケートと個別ヒアリングの結果、全体の85パーセントの方が理解を示し、理解が得られたとしています。

整備の方法等
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南口の整備は、鶴川1号踏切(ミスタードーナツ前)の道を境に、東西に2つに分けて検討しているそうです。
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東側エリア

2013年策定の鶴川駅南側街づくりビジョンによると、東側エリアは『水と緑を望む便利な街-駅前らしい拠点の形成-』として、駅前有効活用エリアとして位置付けられています。

土地区画整理事業により整備を進めるエリア。
駅の南側に駅前広場を整備し、駅前広場へ連絡する道路は、

  • 真光寺長津田線ルート案
  • 川井田人道橋ルート案
を主として検討するそうです。

真光寺長津田線ルートは、駅前広場から線路沿いに進み、県道139号真光寺長津田線の下を側道のように進み、鶴見川を渡って真光寺長津田線に接続するものだそうです。都県境があるため、町田市域は真光寺長津田線の手前までで、そこから先は川崎市になります。

町田市議会2016年(平成28年)第2回定例会によると、このルートでは宝殿橋(岡上跨線橋下の橋)の架け替えと橋の新設が必要になるそうです。また、本村橋を経由するルートも検討されているそうです。

このほか、川井田人道橋を拡幅し、岡上地域とつなぐルートも検討されているそうです。

いずれについても、今後の協議で決まっていくようです。

東側は区画整理事業での事業化に向けて、減歩を下げることを目的とした用地の先行取得も進められています。
町田市では、2016年度に土地区画整理準備会を立ち上げ、2018年度の土地区画整理の認可を目指しているそうです。
また、土地区画整理事業での面的な整備に合わせて地区計画等のルールを検討するそうです。

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▲鶴川駅南側の街並み。ちなみにこの道は都道139号線の支線として指定されている。

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▲鶴川駅南側の風景。将来このあたりに駅前広場を造る計画。

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▲岡上跨線橋。ここに側道を整備し駅へのアクセス路とする計画がある。

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▲一部では市による用地の先行買収が行われている。

西側エリア

2013年策定の鶴川駅南側街づくりビジョンによると、東側エリアは『水と緑に触れられる住む人に優しい街-より快適な環境の向上-』として、住環境向上エリアに位置付けられています。

西側エリアは道路整備事業により既存の細い道路を拡幅する計画です。区域内は人が1人歩けるほどの幅の道路があり、道路の拡幅とともに下水道も整備が検討されてそうです。また、土地区画整理区域外の市道鶴川203号線は、生活道路整備事業として整備が検討されているそうです。
拡幅幅は4mないし6mとするそうで、これから詳細な検討に入るようです。(幅4mは建築基準法上の最低幅)

西側地域も2016年度(平成28年度)は地区計画等の街のルールを定めていきたいとしています(2回定例会)


川崎市との協議

町田市としては駅前広場へのアクセスルートの建設には隣接する川崎市との連携が重要です。

2015年(平成27年)12月の川崎市の定例議会において、

『同地区(岡上地区)につきましては、今後の鶴川駅南口のまちづくりの検討の進展に応じ、町田市との協力体制の充実を図るとともに、地域の方々の御意見も十分にお伺いしながら、同市と連携したまちづくりに取り組んでまいりたい』
と川崎市の副市長が答弁していて、このことについて町田市議会2016年(平成28年)第2回定例会の町田市長の答弁では、
川崎の市議会でも前向きに取り上げられているというのは、鶴川駅南口の街づくりにとっても良い方向であるという風に期待をしております。
としています。

町田市同定例会によると、川崎市との協議は川崎市の建設緑政局と2013年度から駅南口へのアクセス路について協議を重ねたほか、両市で毎年行っている川崎町田連絡調整会議でも鶴川駅周辺街づくりについて協議をしているそうです。

川崎市域との連携については2014年1月に岡上地区の2つ町内会へのアンケート、2015年6月の駅利用者アンケートで意向をうかがったほか、検討会に岡上町内会長にオブザーバーとして参加していただいたそうです。


北口再編と駅舎改良
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▲鶴川駅周辺再整備基本方針(案)資料より抜粋

鶴川駅周辺は南口整備のほか、北口駅前広場の再編や駅舎改良についても話が進んでいます。

2016年(平成28年)第1回定例会によると、北口駅前広場の再配置については、東側にある駐車場にバス専用の広場を配置することによってタクシー、一般車を分離する駅前広場の計画を基本とし、検討を進めているそうです。

2016年(平成28年)第2回定例会によると、2016年2月19日に開催した小田急電鉄との鶴川駅街づくり連絡会において、駅周辺の再整備の方向性と事業検討を共同で進めることについて基本的合意が得られたとしています。また、2016年5月26日に鶴川駅と鶴川駅周辺の再整備について、町田市と小田急電鉄で共同で円滑に事業を推進することを目的とした鶴川駅及び駅周辺の再整備の推進に関する協定を締結したとしています。

同協定の検討事項として、北口広場の再整備に関する事項南口の新たな駅前整備に関する事項南北自由通路の整備と駅舎改良に関する事項鶴川1号及び2号踏切の改良に関する事項等で、官民連携して鶴川駅周辺整備の事業化をしたいとしています。

2016年度(平成28年度)は、北口広場周辺の現況測量に着手。それをもとに概略設計を進めるとしています。


また、毎年、駐車場で能ヶ谷町内会で夏祭りが開かれることから代替場所等の検討をするとしています。



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▲駅前の駐車場。小田急電鉄系の所有で、駐車スペースが少なくなることも多い。駐車場の周りには駐輪場もあり、時間貸しは満車になることも多い。

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▲駅構内階段。利用客数に見合わない階段が各ホーム1つのみでラッシュ時や列車到着時は混雑する。


[2016/7/3追記] 町田市では7/1~8/1までの間、鶴川駅周辺再整備基本方針(案)の意見を募集中です。詳しくはこちら

長い間話し合いが行われてきましたが、ようやく動き出す形で、今後の動きにも注目したいところです。

参考文献など
小田急電鉄 1日平均乗降人員(2016年6月19日閲覧)
鶴川駅北土地区画整理事業-町田市役所(2016年5月13日閲覧)
鶴川駅周辺の街づくり-町田市役所(2016年6月13日閲覧)
鶴川駅前土地区画整理事業-町田市役所(2016年5月13日閲覧)
鶴川駅南口の街づくり-町田市役所(2016年6月13日閲覧)
川崎市議会 平成27年第5回定例会
町田市議会 平成28年第1回定例会
町田市議会 平成28年第2回定例会



注意:市議会の内容は必ず議会録を参照してください。また、記載のものは2016年6月現在の情報であり、今後の検討状況によって変更等が生じる場合があります。掲載の図は特記のない物は当ブログ管理人によるものであり、正式なものは役所等にお確かめください。


更新履歴
2016/6/14 公開
2016/6/19 乗降者数を2015年度データに更新 (約68000人→約69000人)
2016/7/3 鶴川駅周辺再整備基本方針(案)意見募集について追記2016/8/22 鶴川駅周辺再整備基本方針(案)の図に一部差し替え
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by yunomi-chawan1 | 2016-06-14 20:00 | 地域 | Comments(2)

多摩3・4・17号坂浜平尾線 上平尾トンネル区間開通!

坂浜平尾線(上平尾~学園通り)5月30日開通への続きです。


開通!
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5月30日14:45頃多摩都市計画道路3・4・17号坂浜平尾線の、上平尾バス停~学園通り区間開通しました

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開通区間は稲城上平尾土地区画整理事業区域内です。
当日は13:30頃より記念式典が挙行され、区画整理組合長、稲城市長、地元選出都議会議員ほか来賓、ほか地元の方が集まり、通り初めが行われました。

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開通区間には、稲城市で初の車が通れるトンネルとなる上平尾トンネルも整備されました。
トンネルは2車線で両側に歩道があります。ただし、南側歩道は学園通りとの交差点で横断歩道が整備されていないので注意してください。

このトンネルの開通により、これまで地元で「地獄坂」と呼ばれる急で狭い道を通って通学していた稲城二中の生徒は、この道で通学できるようになったようです。

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道路の開通と同時に、上平尾バス停付近文字色区画整理地内中央の十字路信号機が点灯しました。

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トンネル南側には消防出張所が建設中です。式典での挨拶によると、2017年(平成29年)春の開所を目指しているそうです。(写真の緊急車両は展示用)

また、式典での挨拶によると、沿道にはドラッグストアなどの出店も計画されているそうで、こんご沿線の利便性が高まるといいですね。

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現在、新百合ヶ丘駅バス停~上平尾区画整理バス停を結ぶ新08系統はの路線延伸は今回はありません。将来は若葉台駅まで路線延伸するとの話も。

経緯とこんご
【坂浜平尾線】
この道路は、1969年(昭和44年)1月29日に都市計画決定されました。
のちに、この地域で東京都による土地区画整理事業が事業が決定するも中止となり、現在は2010年(平成22年)7月より組合による土地区画整理事業が行われています。

今回開通した区間は、稲城上平尾土地区画整理事業によって整備された区間で、残る稲城小田良土地区画整理事業と東京都による整備区間は工事が行われているようです。
多摩3・4・17号坂浜平尾線(都整備区間)の現況[2016年3月]
なお、開通式典での地元の都議会議員の話によると 、東京都整備区間は100%用地買収が完了しているとのこと。早期の開通を目指しているようですが、全線開通までもう少し、時間がかかりそうですね。
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▲若葉台方面に向けて工事が続けられている。
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▲全線開通後は学園通りを峠として急な坂が続きそうだ。



【小田良上平尾線】
稲城上平尾土地区画整理地内を川崎市から小田良方面へ抜ける道ですが、区画整理地内では見る限りほぼ工事が終了しているようです。

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また、川崎市側の接続する栗木線も整備され小田良上平尾線と接続されていますが、バリケードで塞がれてまだ交通解放はなされていません。
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現場にあった貼り紙には、交通解放は警察と協議中とのことで、開通が待ち遠しいですね。この道が解放されると、平尾団地を通らずに済むようになります。

同様に、その貼り紙によると、稲城上平尾土地区画整理事業の進捗率は75%を超えたそうです。

当日の様子


続きはここをクリック
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by yunomi-chawan1 | 2016-06-02 15:32 | 道路計画や開通など | Comments(2)


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