カテゴリ:道路計画や開通など( 19 )

多摩3・4・17号坂浜平尾線(都整備区間)の現況[2016年3月]

2014年に前のブログでも紹介した坂浜平尾線の様子を見てきました。
当時の記事はこちら(別窓)

【追記】5月30日に上平尾土地区画整理地内の区間が開通しました!詳しくはこちら

事業概要
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 多摩3・4・17号坂浜平尾線は、稲城市の若葉台入口交差点~川崎市境(下平尾付近)の都市計画道路です。そのうち、上平尾~下平尾は大分昔に開通しており、若葉台入口~上平尾は事業中です。
 なお、事業中区間の半分程度で組合による土地区画整理事業が行われていて、その区間は区画整理組合が整備します。残る区間は東京都が整備しています。今回見て来たのは東京都整備区間です。(組合区間は別途記事にしています)

 東京都区間は2012年(平成24年)11月12日に着手
 事業距離は約420mで、幅17mの往復2車線
 事業期間は2018年度(平成30年度)までで、総工費は約15億円、管轄は南多摩東部建設事務所です。

認可当時の報道発表資料

現況
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▲若葉台入口交差点より上平尾方向を望む
そもそもこの道路の計画は1969年(昭和44年)1月29日の建設省告示で出たもので、実に半世紀たってようやく全線完成しに近づいてきています。(これまでのあいだに計画線形変更などは行われている。)

そもそもこの坂浜平尾地区は多摩ニュータウンの1地区として計画されていましたが、諸般の事情で東京都がのちの区画整理を断念したこともあってこの道の着手も遅れていました。(坂浜平尾地区についてはこちら)
のちに都が計画していた区画整理地内で地主等による組合施行の土地区画整理事業が具体化し、残る道路区間も東京都施行で事業化しました。
この記事を書いた時点で、用地の取得は完了しているようです(都議会録より)。

また、東京都整備区間は平成25年1月29日に、区画整理組合整備区間は平成27年12月2日に都道19号町田調布線に編入されています。

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2015年(平成27年)11月より若葉台入口側で着工しました。工事名は坂浜橋(仮称)下部工事でした。

若葉台入口交差点から京王線付近までは、三沢川や田圃による谷になっているため橋で越えるみたいです。名前はまだ正式に決まってないようですが、仮称は坂浜橋です。

工事内容は看板に書いてあるように、場内整備と工事用の仮橋整備、若葉台入口交差点、側の橋台整備ということでした。まだ橋らしくなるには時間がかかる感じです。


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▲上平尾方面を望む
日曜日なので休工中でした。

道路はこの先に若干見える京王線の橋梁を潜ることになります。
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ズームするとこんな感じで、見える田圃に木で杭が打ってあります。都市部だとコンクリートで固めて金属製の柵が立てられることがおおいですが、そうではないみたいですね。

京王線の奥には稲城ふれあいの森への通路があり小さな橋もあったのですが、稲城ふれあいの森への通路を別の場所へ付け替えて使用が停止されています。

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▲稲城第2中前より東向き。この道路は現在迂回路となっている学園通り。
現在若葉台から上平尾に通じる道が少なく、1.5車線の学園通りを通り抜ける車が多くいます。

坂浜平尾線は、写真の先のショベルカーが止まっている辺りを左右に横切る予定です。

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この辺りを坂浜平尾線が左右に横切ります。右側が上平尾方面になります。

このあたりは左右ともに土地区画整理地内で、東京都整備区間ではありません。東京都が整備区間は左側へ数百メートル行ったところです。

なお、上平尾方面は、上平尾土地区画整理事業の整備が進んでいるため、学園通りより上平尾方面は先行して開通が計画されているようです。

この付近にショッピングができる施設を誘致してるとか。


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▲学園通りより若葉台入口這う面を望む
数百メートルは小田良土地区画整理の範囲内です。東京都整備区間は写真の奥ですが、地形的に写りませんでした。

全線開通は2年後くらいで、新百合ヶ丘から多摩、府中などへのアクセス向上が期待できますね!
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by yunomi-chawan1 | 2016-03-31 21:00 | 道路計画や開通など | Comments(2)

2015年12月着工 東八道路(西原町二丁目~谷保間)

※この記事で紹介する地図や写真、文章はこの事業計画を証明するものではありません。正確な情報は各役所へお問い合わせ願います。

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少し前のことになりますが、平成27年(2015年)12月7日付の東京都広報第16022号に、東八道路(府中市西原町二丁目~国立市谷保間)の着工の届け出があったと掲載されました。着手日は同月14日とされています。
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東京都広報については以下より検索できます。
東京都総務部文書課-東京都広報
過去年分>平成27年>平成27年12月分> 平成27年12月7日(月) と進むとあると思います。



この道路は、府中都市計画道路3・2・2の2号東京八王子線及び国立都市計画道路3・3・2号東京八王子線(府中市西原町二丁目~国立市谷保間)建設事業として進められています。

具体的には、現在の東八道路の西の端である西原町1丁目交差点~日野バイパスの東の端である国立インター入口交差点を結ぶ、全長約1.3キロに標準幅員36メートルで建設される予定です。
事業認可は平成23年(2011年)7月5日で用地取得が進められていました。
現在の工事完了予定日は平成31年(2019年)3月31日となっています。

南武線との交差部分はオーバーパスによる立体交差となる計画です。また、標準幅員36メートルのうち、車道は16メートルで、両脇に10メートルの植樹帯および歩道が設けられる予定となっています。


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都市計画道路 東京八王子線は、三鷹市牟礼1丁目~八王子市南浅川町の高尾山インターを結ぶ、全長34.2キロの都市計画道路です。
現在の甲州街道のバイパス的な存在として建設されており、現在は部分的に、東八道路、日野バイパス、八王子南バイパスとして呼ばれています。全通していませんが、東京都および国によって建設が進められています。

東八道路は西と東の端が甲州街道に接続していないため、どちらも建設が行われています。
日野バイパスの延伸部分や八王子南バイパスでも建設および用地取得が進められています。


現状
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計画線では土地の取得が進められていて、柵で囲まれた土地が目立ちます。着工が公表された12月現在では、まだ着工していません(日本語が変ですが、発表だけであり重機などはないという意味)。

ここでは、国立市谷保側から様子を見てきたので写真を貼り付けていきたいと思います。


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西の端の「国立インター入口交差点」より日野バイパスを八王子方面へ望む。
日野バイパスはこの国立市「国立インター入口」から八王子市の「高倉町西」までの標準で4車線の国道20号線です。
昭和40年(1965年)に高倉町西側から開通し、また国立インター入口~国立府中インター間も昭和42年(1947年)に開通しています。
それから少しずつ東西から延伸し、平成19年(2007年)3月24日に全線で開通し、いまの形になりました。
道路の名前の通り、甲州街道の「バイパス」の位置付で開通し、同年の4月1日に、平行する甲州街道の同区間は国道から都道に格下げされました。

写真にもあるように、日野バイパスは国立インター入口交差点を先頭に渋滞することもしばしばあります。
写真では、手前側に今回紹介する都市計画道路ができる予定です。

ちなみに、中央自動車道のインター名は「国立府中インター」ですが、交差点の名前は「国立インター入口」となっています。

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「国立インター入口」交差点から甲州街道を立川方面(日野橋方面)を望む。
こちらが従来の甲州街道で標準的な幅が16メートルです。前述の通り、都道に格下げされて、現在は都道256号線となっています。いまもなお、交通量は非常に多いです。
幅のわりに4車線になっていて、さらには交差点の手前で5車線になっている箇所もあり危険です。他の都市計画道路も完成したら、将来的には交通量を見極めた上で2車線にする計画もあるそうです。

今回紹介する都市計画道路は写真の右側です。


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甲州街道を都心方面へ望む。
日野バイパスの車と相まって、交通量は非常に多いです。こちらはまだ国道です。

今回紹介する都市計画道路は写真の左側です。

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「国立インター入口」より東八道路方面へ望む。
写真の奥の方の木のあたりで南武線が半分堀割構造で通っています。計画では、オーバーパスにより立体交差する予定です。

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東八道路方面へ望む。
おそらく立体交差のための陸橋がこのあたりから始まるであろう地点です。設計図を見ていないので正確にはわかりません。

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南武線の交差部分を東八道路方面へ望む。
写真の踏切(本宿原踏切)の右側に陸橋ができる予定です。おそらく、この踏切はいずれ廃止されるものと思われます。

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踏切道より南武線を川崎方面へ望む。
この付近の南武線は甲州街道をアンダーパスで潜るために堀割構造になっています。
都市計画道路はこの上を通る予定です。
線路右側の建物と緑色のフェンスは府中10中です。

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南武線交差部分より400メートルほど北の地点より南を日野バイパス方面を望む。

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南武線交差部分より500メートルほど北の地点より東八道路方面へ望む。
正面の鉄塔は高木線No.37で、計画線の中に位置しています。いずれ移転なりしなくてはならなくなると考えられますが、12月の時点ではそのよう動きはみられませんでした。
ちなみに、計画されている道路の配電線は地中化され電線共同溝が整備される予定です。高圧線はどうなるのかわかりません。

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東八道路へ向けて東へカーブする辺り。
正面の鉄塔は、東京電力の国分寺線No.37です。この鉄塔も支障になります。

この東八道路へ向けて東へカーブする辺りには、都市計画道路 東京八王子線とは別の都市計画道路も接続する予定です。写真の左側です。
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府中市の範囲が、府中都市計画道路3・4・5号新奥多摩街道線。国立市の範囲が国立都市計画道路3・4・5号立川青梅線です。

現在の既成の国立都市計画道路3・4・5号(さくら通り)と接続し西へ繋がる予定です。規制部分の道路は、南武線矢川駅の北側に位置する矢川北団地まで開通しています。
計画では、立川市の日野橋交差点まで繋げる予定で、矢川北団地から西側の区間の事業化に向けて動きがありそうです。
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この都市計画道路は、平成25年(2013年)7月3日に事業化告示がされました。計画長は約360メートル、標準幅は20メートルで、2車線の道路の予定です。

西側のさくら通りは一部4車線の部分があり、こんご2車線にするなどの検討もされているそうです。
また、この道の日野橋までの開通後、交通量を見極めた上で、さきほど上でも紹介した甲州街道の平行する区間を2車線にするなどの検討もされているそうです。

いずれさくら通りやその西側区間も含めて記事にしたいとは思います。


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このさきあたりに、国立・府中 都市計画道路3・4・5号ができる感じです。

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計画線の東の端、現在の東八道路との接続交差点の西側から日野バイパス方面を望む。


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現在の東八道路の西の端、計画線の東の端より日野バイパス方面を望む。
写真の左右(南北方向)に新府中街道が交わる形で、手前(東方向)へ東八道路が伸び、奥(西方向)へ2車線の狭隘道路が伸びています。
いずれの道路も平面交差です。

狭隘道路は住宅地を抜けて国立市市街へ抜けることができますが、交通量が多く歩道もないので危険な状況でした。バスも運行しているようです。
この記事で書いた2つの都市計画道路ができれば改善するものと思われます。

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正面の鉄塔は東京電力の国分寺線No.38です。
ぎりぎり計画線の中には入っていない感じです。
ただ、この嵩上げをしたいびつな形、バランス耐張での送電線支持、国分寺線の付近の鉄塔の建て替え状況をみると、道路建設といっしょに何かありそうな感じですね。


全体的に実際に工事が始まるにはまだあるかなという印象も受けました。平成31年度末の完成を目指して工事が進むと思います。
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by yunomi-chawan1 | 2016-03-22 16:20 | 道路計画や開通など | Comments(0)

世田谷町田線(片平)の拡幅状況[2016/3]

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川崎都市計画道路3・4・4号世田谷町田線片平工区拡幅工事建設状況を見て行く。
前々回の記事では、片平工区の南側の上麻生工区を見たが、それよりも早く事業化したのが片平工区で、片平2丁目~麻生警察署前までが事業区間となる。
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延長は約1322メートル、計画幅員は20メートルで、4車線になる予定。

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▲始点の片平2丁目交差点手前
尻手黒川道路が交わる片平2丁目交差点南側から始まる。写真の手前側は上麻生工区で事業化している。

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←尻手黒川道路の尻手方面を望む
この橋は柿生大橋といい、2010年10月24日に開通した。この道を行くと東名川崎インターなどに繋がる。川崎市は尻手黒川道路の整備を川崎市の動脈として建設を進めてきた。
個人的には、2車線になったり、4車線になったり、信号が多かったり、路上駐車があったりと、けっして快適な道ではない。残念。


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←黒川方面を望む
現在、片平2丁目交差点は幹線道路丁字路+住宅道路で十字路になっているが、現在、このまま山をトンネルで突き抜けて、黒川方面に直結する道路を事業化している。まだまだ時間がかかる様子だ。
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▲片平交差点角のスバル脇より新百合ヶ丘方面を望む
片平交差点からこの先の古沢交差点までは、一部工事が進んでいた。
実は、工事が始まったと聞いて来た。とりあえず、片側の歩道だけ構築した感じだった。

この区間の事業認可は2001年(平成13年)3月23日。
実に15年が経過する。事業終了予定は2019年(平成31)3月末までなので、まだまだかけるつもりだ。
道路ごとに様々な事情があるにせよ、遅すぎる。

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先述の通り、片平工区の道路構造は4車線、幅20m、両脇に幅2.5mの歩道を設ける。幹線道路としては狭い印象だ。

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縁石はセミフラット型で、歩道と車道との間にはフェンスが設けられていた。けちってるのか知らないが、ガードレールのような固そうなものではない。
歩道には電線共同溝が設けられて、無電中化する予定。
今のところ街路樹などの植樹はなく、アスファルトで固められていることから、今後も街路樹はないと思われる。東京都は都市計画を変更してまで幅10mの植樹帯を両脇に作っているのと比べても、東京都と川崎市の考え方の違いがわかる。(財政力もあるが)
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▲古沢交差点より新百合ヶ丘方面を望む
ここまで、とりあえず着工されていた。
この交差点の角はもう少し時間がかかりそうだ。

川崎市では第2次道路整備プログラム(案)において、この路線で土地収用法の活用も明言していた。

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▲麻生警察署前手前より新百合ヶ丘方面を望む
ここから先はまだ着工していない。

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▲麻生警察署前交差点より柿生駅方面を望む
渋滞の名所だった麻生警察署前交差点。3レーンがほれぞれ設けれて、少し改善した感じだろうか。
稲城市平尾方面の坂浜平尾線が開通すれば、更なる交通量の増加も考えられる。

全体的に、片平工区はまだ時間がかかるように感じたが、拡幅が待ち遠しい。
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by yunomi-chawan1 | 2016-03-15 09:00 | 道路計画や開通など | Comments(0)

世田谷町田線(上麻生)の拡幅と現況[2016/3]

川崎都市計画道路3・4・4号世田谷町田線は川崎市内では、登戸付近の都県境~柿生付近の都県境を結ぶ都市計画道路だ。
一般的には「津久井道」と呼ばれており、接続する世田谷区や町田市などの名称の「世田谷通り」や「世田道」とも呼ばれている。

川崎市内は登戸付近の拡幅事業中区間や、新百合ヶ丘駅付近を除けば、北側はまったく拡幅工事がなされておらず、場所によっては十分な歩道がないところもある。
県道3号線で、主要地方道にも指定されていることもあり、交通量は多く渋滞が発生していて、拡幅が求められている路線だ。

このうち、新百合ヶ丘駅付近~都県境付近は数ヵ所に分けて拡幅事業が行われており、そのうち柿生駅から町田市との都県境までの上麻生工区(約750m)の現況を見てゆく。

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▲川崎市と町田市の市境(都県境)
交差点の奥から川崎市で、手前は町田市となる。右側には小田急線が平行して走っている。
この付近の世田谷町田線は2車線になっていて、歩道は狭い。この交差点も右折レーンがない。
町田市側は、鶴川駅東口交差点まで、都市計画道路の整備方針で第3次優先整備路線に位置付けられており、今月にも公表される第4次優先整備路線にも位置付けられる見通しとなっている。町田市側は幅20m2車線で拡幅する見通し。
川崎市側も拡幅する計画で、新百合ヶ丘駅付近まで事業化している。片平2丁目から北側は片平工区(後日取り上げる予定)で、南側は上麻生工区(この記事で取り上げる範囲)。上麻生工区は1期と2期の2つに分かれていて、柿生駅から北側が1期、南側が2期となっている。幅20mで4車線化する見通し。

※上麻生工区2期について、事業化しているとするものと、事業化にむけて準備をしているとしているものの2つがあり、どっちなのかよくわからないです。
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▲上麻生交差点
主要地方道である県道3号線と、同じく主要地方道である県道12号横浜上麻生線(川崎3・5・14号野川柿生線)が交わる主要な交差点。
横浜上麻生線は東名高速道路の横浜青葉インターにも繋がる。

この交差点も町田市側には右折レーンがなく、横浜上麻生線にも1レーンしかないため、渋滞のもとになっていて、川崎市でも対策を急いでいるようだ。


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▲障害となっている川崎市道361号線
川崎市道361号線はこの坂の上の住宅地に繋がる唯一の道で、世田谷町田線をつくると、この坂道を除去しなくてはならないため、障害となっている。
世田谷町田線に面している部分が急勾配になっていて、この場所で道を付け替えるのは困難だそうで、上の住宅地で町田市側の住宅地に接続する代替道路を検討しているそうだ。しかし、2015年(平成27年)3月には町田市側の町会から受け入れられないとの回答があり、話し合いがうまくいっていないようで、川崎市は市内での代替を検討しているそうだ。


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▲横浜上麻生線(野川柿生線)を望む
この付近は小田急線や河川を越える柿生陸橋になっている。
柿生陸橋は1964年(昭和39年)架橋の、できてから50年以上がたつ古い橋で老朽化が深刻化しているそうだ。鶴川駅東口にも川崎市管理の岡上跨線橋があり、それも1969年(昭和44年)架橋で老朽化している。

柿生陸橋は現状、幅7mの2車線で歩道なしであり、川崎市では上麻生交差点から約400mの区間を幅員18~26mに拡幅する計画だ(野川柿生線麻生陸橋工区)。
2014年(平成26年)に概略設計をするなど、準備を進めている。


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▲世田谷町田線を柿生駅方面へ望む
こちらも拡幅計画中だが大きな動きは見られない。信号機が多く車の流れはいいとは言えない。
自転車で走る場合、基本車道を走ることにはなっているが、非常に危険なのでやめた方が良さそう。走ってみて身の危険を感じた。かといって、歩道も狭いので、降りたりするのがよさそうだ。


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▲柿生駅北口付近より新百合ヶ丘方面を望む
ここからは事業化している。

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平成21年認可の延着約340m。上麻生工区1期として用地取得が進められている。
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幅は20mで、4車線。両脇に2.5mの歩道が設けられる。残念ながら、幹線道路としては狭い印象を受ける。幅20mというと、都内では2車線が多い。ちなみに甲州街道の谷保付近の道幅は16m。
a0332275_16055166.jpg町田市の都道155号線の同じ道幅20m道路でこんな感じ(参考)

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▲柿生交差点付近
暫定的ではあるものの、この付近が優先的に拡幅された。左へ曲がると県道138号線で、そちらも若干拡幅されている。ここも渋滞の根元だったが、それなりに効果が出ているかもしれない。
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▲片平2丁目付近
ここで上麻生工区は終わり、つづいて片平工区になる。片平工区の方が先に事業化されている。

片平2丁目交差点は、尻手黒川道路とする。右側が2010年(平成22年)10月24日に開通した柿生大橋で、左側も黒川方面に直結できるようにトンネル工事に向けた用地取得が進められている。ちなみに、柿生大橋ができてから東名川崎インターへのアクセスが向上した。


全体的に見て、渋滞解消には上麻生付近の対策と、町田市内の早期事業化が待たれているように思った。完成には10年くらいかかるだろうか。

※写真の高画質化掲載をしてみました。

参考ページ
・拡幅に向け取り組み進む|タウンニュース
http://www.townnews.co.jp/0205/i/2015/12/11/312316.html
・川崎市議会 平成17年 第4回定例会12月21日-09号
・川崎市議会 平成25年 予算審査特別委員会03月07日-02号
・川崎市議会 平成27年 第5回定例会12月21日-09号
・ 都市計画道路世田谷町田線(上麻生)・市道上麻生361号線の事業説明会が行われました。|かつまたみつえ 日本共産党川崎市議会議員(麻生区)
http://www.katsumata-mitsue.jp/archives/2640
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by yunomi-chawan1 | 2016-03-13 16:45 | 道路計画や開通など | Comments(1)

小平3・2・8号府中所沢線 進捗状況2016年3月

事業概要

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小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線の進捗状況を見てきた。
この都市計画道路の未完成部分は国分寺市東戸倉2丁目~小平市小川町1丁目(五日市街道~青梅街道)を結ぶ延長約1,445mの道で、計画幅員は32m~36mとなっている。1963年(昭和38年)8月3日の建設省告示第1909号で都市計画決定され、2013年(平成25年)7月30日の関東地方整備局告示第345号にて事業認可された。
事業期間は平成25年~平成31年となっている。

なお、五日市街道から北側へ数メートルの区間は国分寺市内であり、この区間の都市計画道路名は国分寺3・2・8号である。

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前回記事の国分寺3・2・8号と合わせて、少し遅れながらも事業を進めていて、完成すると現在2車線の府中街道のバイパスとなることが期待されている。
また、現在すでに開通している区間を含めた、中河原駅から北の区間を鎌倉街道から新府中街道に名称を変更した。
当時のブログ記事→鎌倉街道から新府中街道へ名称変更


事業着手に至るまで

この道路計画事業は、1963年の都市計画決定以降、計画を変更するよう運動が続けられてきた。1966年には都議会で小平鷹の台団地貫通の計画路線の変更に関する請願が採択された。
その後、東京都は1989年に、多摩地域都市計画道路基本計画によって優先的に整備すべき路線、1996年の多摩地域における都市計画道路の整備方針(第二次事業化計画)での優先整備路線に指定されるなどした。また、2006年には多摩地域における都市計画道路の整備方針(第三次事業化計画)で優先整備路線に指定された。

この間、事業着手までに住民運動が続けられた。
2012年10月に小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会を発足。7593筆(有効署名7183筆)の署名を提出した。
2013年2月には東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う小平市条例を小平市長に直接請求。審議会を経た後、3月に本会議で賛成多数により可決された。4月16日には東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票条例が公布施行され、投票日を5月24日にした。4月24日には市長が条例に成立条件として投票率50パーセントを付け加え、臨時市議会で同数により議長採決により可決された。
そして、5月26日に住民投票を実施投票率35.17%で不成立となり開票されなかった。翌27日に会は結果を情報公開請求、その翌28日に東京都は国土交通省に事業認可を申請した。情報公開請求は6月3日に非開示となった。

2013年7月30日に事業認可された。
その間、会によって住民投票の開示を求める請求が行われ、裁判が行われるが、地裁、高裁、最高裁のいずれでも会が敗訴している。
裁判等については新聞の地域面にも何度か掲載されているためご存知の方も多いと思う。

詳しいことについては小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会のサイトに詳しく書かれているので参照されたい。ただし、東京都が示している認可期日とずれが生じている気がする。
小平市で住民投票!

この会は別の道路事業でも歩く会をするなど運動をしており、上記サイトもそうした観点から書かれていることを留意すべき。また、賛成、反対派の意見をよく見ることも重要だと思われる。


現在の状況
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▲現場に設置されたお知らせ看板

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▲五日市街道手前から小平3・2・8号方面を望む
手前側は国分寺3・2・8号で、こちらが先に事業化している。数年で開通すると思われる。
左右に横切るのが五日市街道。五日市街道は2車線の交通量に見合わない細い道のため、交差点を先頭とした渋滞が発生することが多い。

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▲五日市街道を西へ望む 先の信号機の奥で左右に府中所沢線が交差する
五日市街道はこのような感じ。この付近は、現在の府中街道と交差する上水本町交差点に右折レーンを設ける工事の際、若干拡幅されている。この先の区間は歩道も狭い。

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▲計画線上の街並み

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▲玉川上水
この付近を左右に道路は横切る予定だ。
右側が府中方面、左側が所沢方面となる。

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▲小平中央公園の雑木林
道路は小平中央公園の雑木林を突き抜ける。この部分に関してはすでに道路用地が確保してあり、柵で囲まれていた。

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▲住宅街
この付近は昔の町割りの名残で、縦長の土地に住宅が並んでいる。
道路はその町割りとほぼ並行するようjに計画されている。
町のあちこちに上のような張り紙を見かけた。

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▲たかの街道より南を見る
道路反対と計画道路幅である36メートルを示す看板が掲げられていた。
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36メートル道路は中央に4車線の16メートル道路、左右に10メートルの環境施設帯がそれぞれ設けられる。環境施設帯というのは植樹帯や、側道を設けるもので、最近開通した調布保谷線でも取り入れられている。
この環境施設帯を整備するために、都市計画を変更した経緯もある。
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▲開通済みの区間を望む
ここで開通済みの区間とぶつかる。小川町西交差点で、この交差点は現在の府中街道がクランク上になっていて、車列ができていた。新府中街道ができるとそのまま直進できるようになる。

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▲小川町南交差点から計画線を望む
現在は貸しコンテナ等がある。


全体的に開通までにはまだ時間が必要だと感じた。
このほか、北の区間の東村山駅付近でも府中所沢線の道路事業をしているので、それも含めた南北の幹線道路となりそうだ。


※掲載の写真で洗濯物等はモザイクを入れていますが、万が一気に障ることがありましたら、コメント欄にてお知らせください。

2017年の進捗については以下

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by yunomi-chawan1 | 2016-03-05 18:00 | 道路計画や開通など | Comments(2)

国分寺3・2・8号府中所沢線 進捗状況2016年3月

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国分寺都市計画道路3・2・8号府中所沢線の進捗状況を見てきた。
この都市計画道路は、府中市武蔵台3丁目~国分寺市東戸倉2丁目を結ぶ延長約2,500mの都市計画道路。都市計画決定は1965年(昭和40年)4月13日の建設省告示第1273号で告示された。

事業着手は2007年(平成19年)11月26日の関東地方整備局告示第368号で告示された。
事業期間は2007年度(平成19年度)~2015年度(平成27年度)の予定だったが、2016年3月現在、まだ完成していない。
2016年3月31日追記:2016年(平成28年)3月31日付関東地方整備局告示第164号にて、事業期間が2019年度(平成31年度)まで延長されたことが告示されました。


2017年2月22日追記:多喜窪通り~日吉町4丁目までの区間が3月16日に開通することが公表されました。
東京都報道発表はこちら

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開通区間

3月11日に記念見学会が行われました。その時の様子です。


2017年の進捗状況についてはこちら
国分寺/小平3・2・8号 府中所沢線の進捗状況 2017年3月

なお、当初の計画幅員は28メートルだったが、平成18年8月に都市計画変更をし、現在の36メートルになった。それに伴って、都市計画道路名も3・3・8号から3・2・8号に変更されてた。

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なお、この道は最終的に小平市の小川町1丁目までつなぐ計画で、小平市区間(五日市街道以北)も事業化されている。
a0332275_17523144.jpg←現在の府中街道(小平市上水本町交差点付近)

現在2車線の府中街道のバイパス的な役割を果たすことが計画され、現在開通した区間を含めた、中河原駅から北の区間を「鎌倉街道」から「新府中街道」に名称を変更している。

当時のブログ記事→鎌倉街道から新府中街道へ名称変更 (別窓で開きます)



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▲現在の南端 府中市武蔵台3丁目(2丁目)付近[map]
現在は府中市武蔵台3丁目付近で終点となっている。この付近は都立多摩医療センターや、根岸病院があり、この道が開通するとアクセスが改善されることが期待される。交差点は十字路であるが、新府中街道からの車は直進不可になっており、案内標識にも直進の案内はない。住宅街へ車を流入させない工夫だと思われる。
左へ行くと国立市外へ、右へ行くと国分寺方面へつながる。ここからさらに北に行く場合は、右へ曲がって、現在の府中街道へ迂回する必要がある。

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▲工事案内看板
府中市武蔵台3丁目~国分寺市日吉町4丁目の区間は工事が行われていた。工事名は(26北北-国分寺3・2・8)その2。計画区間の半分の約1,112mで工事が行われている。
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▲標準区間の断面図
前述のとおり、幅員は36メートル、16メートルの車道の両脇に10メートルの環境施設帯は10メートルずつ設けられる。
a0332275_18152035.jpg←開通済み区間の環境施設帯
環境施設帯というのは近年の東京都の幹線道路新造部分で導入が進んでいて、歩道と自転車道のほか、図のような植樹帯を設けたり、側道を設けたりするもの。先に開通した、調布保谷線でも同様の構造が取り入れられ、第22回全国街路事業コンクール国土交通大臣賞、平成21年度全建賞都市部門をそれぞれ受賞している。
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▲府中市武蔵台3丁目から少し行ったところ[map]
もとからあった市道(左側)と、用地を確保した右側とで工事が進んでいる。立っているこの歩道付近は将来的には道路の真ん中あたりになる予定。
道路工事とともに電線共同溝を設置する工事も行われている。電線共同溝というのは、電線を地中化させるための共同の地下空間で、特措法によって路線が指定され順次工事が行われている。大規模な通りを中心に行われていて、景観がよくなるだけでなく、大震災時に電信柱が倒れて交通の障害となるのを防ぐ効果があるとされている。

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▲中央線を越えるための陸橋[map]
中央線を越えるための陸橋は舗装部などをのぞいて完成している。この付近の中央線は掘割式になっている。この陸橋は中央線のほかに、道路も超えることになっている。
また、左右に側道が設けられる。
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▲完成予想図
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▲中央線を越える陸橋
右側の線路が八王子方面、左側の線路が東京方面。真ん中は保線用の線路だが、ポイントが外れていて、現在は進入できないようだ。
橋は掘割式になっている中央線の高低差を利用しているようにも見えた。

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▲中央線車内から見た陸橋
線路を越えるので「跨線橋」と表記すべきか迷いましたが、道路も超えるため陸橋とした。
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▲北側から陸橋を見る[map]
舗装工事などはこちらも終わっていない。この部分は上空に275kV級の高圧送電線(只見幹線)が通っていて、工事もむつかしかったのではないかと想像してしまう。

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▲橋の部分から北側を見る
用地はほとんど確保されていて、あとは工事のみという状況だった。
36メートル道路ということもあって、かなり空間が広いことがわかる。

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▲その2工事の区間の北端付近より南を望む[map]
車が停まっている奥の左右に通る道を境に、一旦工事区間は終了する。
左右の道は国分寺都市計画道路3・4・6号小金井国分寺線で、国分寺駅の北側まで繋がる。この道は西武国分寺線付近でアンダーパスにし、道を付け替える工事が行われている。

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残りの区間を見ていこう。残りの区間も近々道路造築の工事が始まるのではないかと思われるまでになった。入札の状況等はわからないが。

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▲国分寺3・4・6号から北を見る[map]
この区間は重機などはまだ入っていないが、建設資材等が置かれている。
沿線は第一種住居地域になっていて、付近の第一種低層住宅専用地域に比べて高規格な建物が建築可能であるが、まだ見当たらない。また、地区計画区域でもあるようだ。

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▲国分寺市役所の通り(都222号)の手前、内藤神社バス停付近 [map]
こちらも概ね用地確保が進んでいるが、土地を柵で囲んだだけになっている。市役所の通りとは平面交差の予定。
なお、この手前、写真のすぐ前付近に左右に横切る国分寺都市計画道路3・4・7号三鷹駅日野線が計画されているが、現在の需要や計画からも、実現の見通しはいまのところほぼない。

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▲市役所の通りから北を望む[map]
手前道路の右側が国分寺市役所・恋ヶ窪駅・恋ヶ窪交差点方面、左側が国立駅方面。
府中所沢線は写真正面をまっすぐと北へ向かう。この先、国分寺市役所の裏側を抜け、農林水産省動物医薬品検査所の西側を通り、西武国分寺線に差し掛かる。

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▲西武国分寺線の電車[map]
府中所沢線は西武国分寺線とアンダーパスになる予定で工事が行われている。工事箇所は写真奥の柵の向こう側だが、付近は関係者が多くいたので、遠くから失礼した。
西武国分寺線は単線の路線であるが、運行頻度は10分に1本とわりと多い。駅での行き違い設備を使ってうまくさばいている。中央線とと北多摩地域を結ぶ路線のひとつ。
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日本では現在、踏切道を作ってはならないことになっているため、立体交差になった。幹線道路に踏切も考えられない。
立体交差にあたって、先の中央線のようなオーバーパスにするかも検討されたが、最終的にアンダーパスになったようだ。

アンダーパスは開削によって行われた。
道路には側道も設けられる予定だ。

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▲現場にあった完成予想図
発注者は西武鉄道になっている。また、施工も西武が関係する合同企業体になっていた。

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▲現場にあった案内板
この案内板は定期的に更新されているもので、工事の進捗を写真で紹介している。最新のものは1月22日のもので、これによるとトンネルが完成したそうだ。
このアンダーパスの完成によって、付近の地上部の工事も進むのではないかと思う。

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▲アンダーパスの北側付近[map]
右側がアンダーパス方面、左側が五日市街道方面。

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▲五日市街道にぶつかる[map]
五日市街道にぶつかって、2007年着手の区間は終了する。この先は小平市に入り、後に認可された区間へと続く。

小平区間の現況はこちら
小平3・2・8号府中所沢線 進捗状況2016年3月
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五日市街道は2車線の交通量に見合わない狭い道で、この府中所沢線との交差点付近は拡幅が計画されている。右折レーンを作る等の計画だと思われる。


2007年着手区間はおおむね用地の確保は終わっている印象を受けた。着工された区間、未着工区間も含め、2015年度内の開通は厳しそうに見えるが、数年以内には開通できそうな感じだ。

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by yunomi-chawan1 | 2016-03-04 16:00 | 道路計画や開通など | Comments(0)

2016年着手 読売ランド線と現在のランド坂

事業着手と概説

2016年(平成28年)2月26日、多摩都市計画道路3・4・12号読売ランド線が着手された。
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この都市計画道路は、稲城市の榎戸交差点~よみうりランド丘の湯付近の都県境までの道で、榎戸交差点~京王相模原線付近は完成している。

今回着手されたのは、その南側の京王相模原線付近~土地区画整理事業の境までの約550mの区間だ。
それより南の区間は南山東部土地区画整理事業によって整備される予定。

計画幅員は16~18メートルで、事業期間は平成27年度~平成33年度となっている。事業費は約21億円で、施行は稲城市に委託される。

現在は都道124号稲城読売ランド前停車場線として幅員約8メートルで、ほとんどの区間で歩道がない。また、稲城や北多摩地域と川崎市を結ぶ数少ない幹線道路のひとつで、大型車も多く走っている。路線バスも1時間に数本走っている。
また、途中にヘアピンカーブがある。バイクの走り屋が盛んだった頃は、暴走する単車が多くいたそうだ。通称「ランド坂」と呼ばれている。

今回はその現在の道を見てみる。


現在のランド坂
北側の京王相模原線付近から都県境付近まで、順に追っていく。
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▲京王相模原線高架
事業区間の始まり。左へ高架橋の下を行くと京王よみうりランド駅に突き当たる。
遊園地は「よみうりランド」と平仮名で表記するが、道路名称や信号機の看板は「読売ランド」と漢字になっている。何か嫌なことでもあるのだろうか。


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▲弁天洞窟の下(北)あたり
このあたりから、しっかりとした歩道が消滅する。
正面に見えているバス停は北行きの「弁天洞窟バス停」で、弁天洞窟はこの先左側にある。ただし、ここのところ開いていないようだ。

このあたりで右側に、多摩都市計画道路7・4・5号東長沼矢野口線がぶつかる予定。東長沼矢野口線は西へ抜け、稲城大橋通りの南側に接続する予定。区画整理地内は区画整理組合が整備している。

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▲弁天洞窟のあたり
見えているバス停は南行きの「弁天洞窟バス停」。このあたりから勾配がきつくなる。
なおこの道は、駅のあたりからよみうりランド付近までUターンは禁止になっている。大型車も普通に通るので注意が必要。

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▲グランドパークの北側あたり
地元ロータリークラブによる注意看板。「まがりきれない、とまれない」とこの先を注意している。

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▲グランドパークが右側にある
道路計画では、この正面にトンネルを造り突き抜ける計画だ。
現道は左へそれる。この先がカーブ連続区間となる。

写真正面には「よみうりランド坂下」バス停がある。


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▲急カーブ区間の始まり
ここで一旦右側(西側)の歩道は消滅する。
この先左へカーブする。

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▲左カーブ後
今度は右側へカーブする。
路面は凸凹舗装となり、縦に溝も入れられている。

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右カーブ後
再び右カーブする。
この先でヘアピンカーブになるが、その折り返した道が正面に見える。高低差がよくわかる。

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▲ヘアピンカーブが見えてきた
今度は左の歩道が消滅する。ヘアピンカーブあたりからは右側歩道が消滅する。歩くのは危険だ。迂回ルートとして、よみうりランドロープウェイ下の巨人への道という遊歩道を使うことをおすすめする。ただ、このランド坂を歩く人は結構いるから驚き。

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▲ヘアピンカーブ
ヘアピンカーブと言っても、たぶん緩やかな部類かな。とてもきれいなカーブなのでずっと見てしまった。

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▲180°パノラマで撮影するとこんな感じ
肉眼ではこんな感じに見える。

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▲上からヘアピンカーブを見る
高低差がすごい。ヘアピンカーブから右奥に延びる道は、南山東部土地区画整理事業の工事車両搬入搬出口。係員が2人いて案内をしていた。意外と入りやすい場所なのかもしれない。

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▲神奈川県へ
頂上につくと神奈川県に入る。ちょうど峠のような形になっている。神奈川県区間は住宅整備に伴っておおかた道ができているが、こちらも狭い。この先を抜けると世田谷通り(津久井道)へとぶつかる。
左側はよみうりランドだ。

下りバス車内から

下りはバスに乗ったのでその様子。
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▲東京都へ入る
ここから狭くなる。

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ランド坂の上
左へ曲がるとランド坂のヘアピンカーブへ差し掛かる。
将来は正面へ道ができる予定。

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▲ヘアピンカーブへ
ヘアピンカーブへ差し掛かる。ブレーキをかけてスピードを落としながら進む。
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▲曲がってる最中

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▲曲がりきれた
カーブは曲がりきれた。普通乗用車もバンバン走ってくるので注意したい。

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▲左へカーブ
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▲順調に下る
スピードを控えめに順調に下って行く。

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▲左が都市計画道路7・3・5号の場所

こうして無事に駅へ到着した。

その他写真


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by yunomi-chawan1 | 2016-03-03 16:30 | 道路計画や開通など | Comments(0)

南多摩尾根幹線 整備方針を策定 平面4車線化へはずみ?

東京都多摩地区南部を東西に横切る「南多摩尾根幹線道路」(通称:尾根幹線、尾根幹)の整備方針が2015年(平成27年)2月に策定され、同月18日に公表されました。

その後、2月から3月にかけて説明会やオープンハウスが開かれていました。

東京都の該当ページ(別窓)


"尾根幹"とは?


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南多摩尾根幹線道路は都市計画上の名前は「多摩都市計画道路3・1・6号南多摩尾根幹線」です。3は幹線道路を示し、1は幅員40メートル以上であることを示します。6は一連の遠し番号のようなものです。
都市計画上の起点は稲城市と調布市の市境(多摩川原橋)で、終点は町田市の町田街道との交点です。

都市計画道路の名前はあっても一般名称ではないため、これまで正式な通り名としての呼び名はありませんでしたが、2014年(平成26年)4月1日付けの公告で「南多摩尾根幹線道路」と通り名が名づけられました。その区間は町田市小山(町田街道交点)~稲城市百村(稲城福祉センター入口)です。稲城福祉センター入口~多摩河原橋は鶴川街道です。

暫定区間はあるものの、既に全線で開通していて始点から終点まで走り抜けることができます。総延長は16.6キロとなっていて、現在の平均的な幅員は43メートルです。
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東京都では、整備方針を示した前年の2014年(平成26年)12月に、「東京都長期ビジョン」を策定し、広域的な道路ネットワークの強化や防災性の向上、多摩ニュータウンの再生と合わせた地域の魅力向上などを目的として、本路線の整備を推進し、早期に広域的な道路ネットワークを形成することとしています。

また、本路線を「多摩地区の骨格を成す重要な幹線道路であるとともに、調布保谷線と接続して埼玉県から神奈川県に至る広域的な道路ネットワークを形成する重要な路線」と、位置付けているようです。
※調布保谷線と言うのは多摩川原橋から北へ行く道路です。




尾根幹の歴史

この項目は筆者の考察も含まれます。

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南多摩尾根幹線の歴史は多摩ニュータウン開発と同時に始まります。

1963年(昭和38年)に多摩ニュータウンの構想が示されました。南多摩尾根幹線の姿が現れたのは、都市計画学会報告書のニュータウンの第3次案からとされています。

第4次案ではアクセスコントロールを行う道路として提案されました。
(画像は上から1次案と3次案)

その後、1966年(昭和41年)12月24日に「多摩1・3・4号線」と告示され都市計画決定されました(建設省告示第4123号)。※当時の番号の振り方は現在とは異なる。

1969年(昭和44年)4月には詳細な設計を行います。『多摩ニュータウン尾根幹線道路基本設計調査報告書(基本設計'69案)』によると、「尾根幹線は、この広域幹線道路網に、南西部の放射幹線として取り囲まれている。(略)尾根幹線は、多摩ニュータウンという大規模開発地域から発生する交通、および相模原、町田方面からの交通を処理するほか、津久井湖周辺遠くは富士五湖を目的とするレジャー交通の用にも供するものとみなされる」とされています。
このうえで、本線部分と側道部分を有する複道システムとして設計され、主要交差点には本線へのランプを設け、本線は時速80キロの道路と計画されました。
その一方で、この時期から既に稲城市部分の道路が25メートル幅であることや、そのさきの調布市内は18メートル幅であることからボトルネックになることが指定されている。現在の稲城大橋である「多摩2・1・1号線」に交通を流すことも視野に入っていたようです。
その後の1977年の計画『多摩ニュータウン尾根幹線道路基本設計'77調査報告』によれば、このころ複道システムは視野から外れているようで、4車線の一般道路として供用する方向になっているようで。この中でも多摩ニュータウンの中だけ立派な計画で、接続する道路が乏しいことが指摘されています。

1969年(昭和44年)5月20日に都市計画は「多摩 広路1号」として名称や幅員延長が変更されました。これとほぼ同時期から南多摩尾根幹線も工事に着手していったようです。

a0332275_17373494.jpg1971年(昭和46年)には多摩ニュータウンの入居が始まります。
そんななか、1974年(昭和49年)4月に、多摩ニュータウンに入居した諏訪・永山地区の住民から自然環境や生活環境の破壊を理由に計画の破棄を求める反対運動がおこりました。ビラ配りなどの運動から徐々に運動は拡大し、11月には座り込みや道路封鎖まで発展しました。当時のビラは多摩市立図書館で見ることができます。

住民の反対運動に対し、東京都や公団は説明会などを実施するも理解が得られず、1979年(昭和54年)に諏訪・永山地区の南側側道の工事を強行し、1982年(昭和57年)に永山~南野間が交通解放されました。この区間は住民の反対運動から、現在でも南側側道での対面通行とし、北側は自転車歩行者専用道路となっています。





a0332275_17484778.jpg1991年(平成3年)には一部地区で都市計画を変更。
本線部分を「掘割式」にすることで、環境への影響を少なくしようとしたようです。掘割式(ほりわりしき)というのは、地面を掘って、半地下方式での道のことです。

2001年(平成13年)に東京都版の事業仕分けのようなものがあり、尾根幹の整備の抜本的見直しが行われ、2007年(平成19年)に全線で暫定2車線(一部4車線)で開通。
そしてこの方針で、こんご掘割式から再度平面式へと都市計画が変更されることになります。



都市計画変更のポイント


(一部引用あり)

●目的
南多摩尾根幹線の早期整備を実現するため、道路構造の基本的な考え方や今後の進め方を定める。

●基本的な考え方
★「渋滞の緩和、広域的な幹線道路機能確保のため、全線4車線とする
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資料の図をもとに作成
4車線は2車線より交通処理能力が高いとしています。また、4車線化によって、緊急輸送路の確保なども挙げています。
前者後者ともに、他の道路を開通するときや、線路を高架化するときも必ず持ってくる理由のひとつです(例として八王子南バイパスや調布駅付近地下化など)。

ただし、今回は4車線化にするというだけで、どのような道路設計にするかはまったくの未定でこれから考えることになる、としています。


★「沿道へのアクセスやまちづくりとの一体性などから平面構造とする
業務商業用地の誘致で賑わいを創出したり、地域の方も利用しやすいこと、整備維持費の低減を理由にあげています。

が、実際は一番最後のやつが理由でしょう。説明会質疑でそう言ってました。「東京都版の事業仕分けのようなもので、掘割式が見直しされた」と。つまりは、尾根幹に掘割式は贅沢ということですよね。
実際、贅沢だと思います。甲州街道や東八道路など、都内の主要な道でさえ平面なのに、それより明らかに交通量の少ない尾根幹では…ね。

※なお、唐木田駅付近から西側の区間はもとから平面構造の都市計画だったため、変更はありません。



★「現在の道路用地を有効活用し、沿道環境に配慮した道路形態とする。
具体的には広幅員の歩道整備や植樹帯の整備があるとしています。
説明会で例にあげていたのが、調布保谷線です。あの道は、自転車専用レーンなども整備した広い歩道があります。
ただし、これらもまだ設計はこれからなので、すべて未定。

個人的には、尾根幹はアップダウンの激しい道なので、歩道を整備したところで調布保谷線ほど利用者はいないと思います。尾根幹は多摩ニュータウンの端の道という性格もあり、一部地域では住宅があまりありません。
自転車はそこそこの距離があって、アップダウンが激しいことを逆手にとって、トレーニングをしてる方をよく見かけます。


★「多摩市及び稲城市の市境付近はトンネル構造とし、保全地域に配慮したルートの検討を行う
若葉台地区のことです。ここは暫定的に計画上の路線を迂回するように対面式2車線で整備されています。
'77計画ではトンネルではなく山を切り崩す形での設計図となっていましたが、ここで陸生の貝の希少種が見つかったことから、保全地域に指定され、それを配慮した形にするそうです。
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↑トンネルルート検討区間の地図

西側の多摩大学付近が「連光寺・若葉台里山保全地域」に指定されています。指定は2014年(平成26年)11月14日です。尾根幹の整備方針を示した少し前に、この保全地域も指定されていることから、何らかの関係性があるのではないかと疑ってしまいます。
連光寺・若葉台里山保全地域を指定しました(東京都報道発表)
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今後の予定



今回都市計画を変更するのは唐木田駅から東側の区間で、西側区間は一部大妻女子大付近を除いて完成済みとなっています。
したがって、都市計画を変更する区間としない区間では予定が異なります。


★東側区間
東京都環境影響評価条例に基づいて環境アセスメントをする必要があります。

現地調査・測量・設計
 ↓ 
 ↓ 

都市計画変更
環境アセス

 ↓ 
 ↓ 

工事着手
完成


設計は複数案作り、それぞれについてアセスメントをしてよいものを生み出すとしていました。さらに、アセスメントを踏むことから、着工には3年か4年かかるそうです。


★西側区間(唐木田区間)
都市計画の変更がないため、アセスメントは必要ありません。

現地調査・測量・設計
工事着手
完成



こちらの区間は早ければ、春より巨大中央分離帯の土のすき取りを開始 するそうです。さらには唐木田駅付近の「多摩総合福祉センター前」交差点の改良工事を始めるそうです。



質疑応答(要約)



説明会での質疑応答です。約1時間ありましたが、出席者約50人からの希望者による質疑応答は時間内に終わりませんでした。
JR東海のリニア中央新幹線のアセスメント説明会にも行ったことがあるのですが、それと比べるとかなり丁寧に答えていたように感じました。


東京オリンピックも控えるなかで、尾根幹を走る自転車も増えると思うが、自転車対策はどう考えているか。
→自転車専用レーンの整備も含めて道路設計を検討していく。道路設計はこれからである。


尾根幹の広大な土地に多摩モノレールを八王子や是政まで伸ばす構想があるが、どうなっているか。
→交通審議会の中間発表で多摩モノレールについては、上北台から箱根ヶ崎、多摩センターから町田については整備を促進していくことが確認された。ただし、八王子や是政ルートはまだ構想段階で計画にはなっていない。


沿線の商業地が寂しいが、今後どうするのか。
→多摩市:「駅を中心としたコンパクトシティ」として、駅の中心に商業や医療施設、駅から歩いて暮らせる中高層住宅、その外側にはゆとりある戸建住宅と沿道型土地利用といった、整備計画をたてている。
稲城市:稲城市内の沿道には2箇所の未整備地があるので、整備を検討する。


武蔵野南線の陸橋は現時点では4車線化は不可能に見えるが、どうするのか。
→現在は上下の橋の間に空間がある。車道をあらたに空間の場所に橋を作るのか、それともどちらかに寄せるのか、なども含めて複数案つくって検討したい。設計はこれからである。


以前の説明会では側道を片側2車線以上にはしないといっていたが、今回の変更は片側2車線にするものではないか。環境への影響は。
→今回は本道を片側2車線で整備する。現在の側道部分は広大な歩道や植樹帯にする。環境への影響は少なくなる。掘割式でなくても、技術の進歩により以前より影響が少なくなっている。また、舗装についても地理が発生しにくい方法が開発されている。4車線化によって渋滞が減ることで、有害物質が減ることも確認されてる。


平面構造とするとあるが、八王子市内のように立体交差の交差点は作らないのか。
→幹線道路との接続は立体交差にする予定ではある。道路設計はこれから行う。


町田街道から先は行き止まりになっているが、どうなるのか。
→相模原市と協議して開通に向けた議論を行っている。

a0332275_12160816.jpg

参考:2014年(平成26年)11月9日に開通した小山沼陸橋(写真は工事中のもの)。開通で2車線から4車線になった。反対側は丁字路で相模原方面へは通り抜けできない。


プレゼン資料を配布してほしい。
→オープンハウスで分かりやすいように掲示したい。


その後のこと(2016年2月追記)


平成27年12月に示された「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)」において、今後10年で優先的に整備する路線に追加されました。
都議会録を見ても、地元選出の都議会議員さんを中心に働きかけが行われており、都の方も尾根幹の整備を推進したいとしているようです。

東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)-東京都報道発表


おわりに




沿線に見ものは少ないのですが、道路が様々に"変化する"ので楽しいのもありますね。

a0332275_17484910.jpg

沿道にはこのように上下線で高低差のある箇所がありますが、どう整備していくのかも気になります。


a0332275_17433590.jpg

いつになったら完成するのか…というのが多くの利用者の思いだと思います。用地確保はほとんど必要ない(既にほとんど完了してる)という、都内の他の計画道路とは違いますから、東京都の本気度が試されそうです。


2015年11月20日 改稿
2016年1月21日 図の差し替え
2016年2月17日 一部文章を読みやすく、図の追加、若葉台トンネル検討区間の補足
2016年3月28日 地図の差し替え
2016年9月27日 誤記訂正 タイトル変更
2017年3月10日 改稿

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by yunomi-chawan1 | 2015-03-22 15:00 | 道路計画や開通など | Comments(0)

府中スマートインターチェンジ供用開始

3月7日土曜日15:00に、中央自動車道「府中スマートインターチェンジ(府中SIC)」の供用が開始されました。
ブログでも昨年11月に工事の様子を書きましたが、また見てきました。

昨年の記事
府中SICの今の状況

この記事の目次 (同一ページの各項にショートカットします)


a0332275_08273301.jpg

中央自動車道 高井戸起点の11.5kpに建設されました。ここには府中バス停があった場所で、その合流車線や分岐車線を利用した作りとなってきます。
この付近の高速道路は堤の上にありましたが、インター建設に当たって、堤を削っています。

インターの利用は、山梨方面への入口と、山梨方面からの出口のみとなっています。
入口はETCを搭載した全長12メートル以下の全車種、出口はETCの有無に限らず全長12メートル以下の全車種が利用できます。

この付近は均一料金区間のため、出口はETC搭載車両でなくても利用できるのが特徴です(八王子料金所や国立府中インターから入るときにすでに払っているから)。
ただし、ETC搭載車両は平成28年度末(予定)まで短区間割引が適用されます。

a0332275_08273367.jpg

インターと周辺道路の構造はこんな感じ。手書きですみません。
この区間は中央自動車道の均一区間のため、出口には料金所はありません(ただし、ETC読み取り装置は道路上に設置)。


入口


a0332275_12254879.jpg

山梨方面への流入口はこのように設置されました。中央自動車道の本線と平行に、西向きにそのまま堤を上っていきます。
北側の道の停止線は、インターの後ろにありますが、横断歩道は前にあります。

a0332275_12254911.jpg

西側から来た場合は、鋭角にインターに入るため、この先のにある西武多摩川線のアンダーパス上の回転路で回転して、東側から入るよう促されています。
ただ、この交差点は西側から来た場合、大型車の左折は禁止されていますが、それ以外は左折も可能なようです。
a0332275_12254960.jpg

ETCレーンは2つです。
各地のスマートインターチェンジのように、バーの前で一旦停止が必要です。通り抜けることはできないので、注意が必要です。
管理棟は交差点の東側にあります。

a0332275_12254993.jpg

(写真を加工しています)
インターは全長12メートル以下の全車種が利用可能なため、ダンプカーも入っていました。
インターの開設が、あまり周知されていないためか、利用車は10分に5台程度とかなり少ないです。

このインターが開設された7日は、首都高速中央環状線の大橋Jct~大井Jctも開通していたこともあってか、あまりニュースにはなっていませんでした。
このインターは都内初のスマートインターということです。


このインターは山梨方面への入口と、山梨方面からの出口のみですが、東へ少しいくと逆方面への流出入が可能な稲城インターがあります。

稲城インターは、稲城大橋と繋がっていて、出口は府中市内へと、稲城大橋を経由して稲城市内へ。入口は稲城市内から稲城大橋を経由して入るのみで、府中市内からは入れません。

地図を見ると、中央道の下を調布インターまで抜けられそうですが、途中で道がなくなるので、それもできません。



a0332275_13594355.jpg

ゲートを抜けると、2つに分岐します。右が本線で、左は誤進入用の脱出ゲートです。脱出にはバーがあり、インターホンで事情を伝える必要があります。
a0332275_13594312.jpg

脱出ゲートはそのまま、一般道に繋がります。
大型車は左折のみ可能です。

右折すると、府中市の住宅街となり、狭い道や生活道路があることから、大型車を住宅街に行かせないようにしてあるようです。


出口


a0332275_13594426.jpg

出口はこんな感じです。
上述の通り、中央道のこの区間は均一区間のため、出口用のゲートはありません。ETCの出場を読み取る機械は道路上にありますが、一旦停止も必要ありません。
a0332275_13594479.jpg

ETC読み取り。


a0332275_13594415.jpg

高速の出口はこんな交差点。
高速の出口と平行に、高速道路の側道も一方通行で繋がっています。

a0332275_13594406.jpg

高速からの出口は、右折のみの制限があり、住宅街に流入させない措置が取られています。
側道の信号機は感応式です。


府中バス停


a0332275_13594498.jpg

このインターは府中バス停に設置されたと書きましたが、府中バス停は現役です。
インター流入の脱出口のところに階段があります。
a0332275_13594501.jpg

a0332275_13594546.jpg

バス停はこんな感じです。
ガラス張りで雰囲気はいいですね。
a0332275_13594583.jpg

バス停から本線への合流車線が見えました。
バス停の合流車線よりインターからの合流車線の方が優先されています。バス停からインターの方は見にくい気がしますね。




こんな感じです。

料金


ETC搭載車両
利用区間 軽自動車等 普通車 中型車 大型車 特大車
府中~国立府中 310円 350円 380円 470円 670円
府中~八王子  510円 620円 720円 930円 1440円

一般車両(均一料金・出口のみ)
利用区間 軽自動車等 普通車 中型車 大型車 特大車
国立府中・八王子→府中 510円 620円 720円 1030円 1700円



以下、その他写真とコメント

ギャラリー


a0332275_17491605.jpg

▲バス停ので入口も無駄にガラス張り。きれいの一言だ。


a0332275_17491706.jpg

▲ETCレーンは非常に簡素なものだった。安価に設置できるのは納得できる。

a0332275_17491770.jpg

▲高速したの道は曲がると交差点があるので、予告信号が設置されている。この信号機は、先の信号機が赤の場合にのみ点灯する。点灯は中央の黄色の点滅のみで、左右の灯器は埋められている。

a0332275_17491745.jpg

▲信号機の密集感。これ、すべて別の向きについている。

a0332275_17491821.jpg

▲ちゅうばす。府中市のコミュニティバスで、現金100円で乗れるらしい。府中バス停のしたに来るバスだ。ICカードは使えないと聞いたことがあるのだが。

a0332275_17491862.jpg

▲高速に接続する道路をそのまま西にいくと府中街道に出る。


お役立ちサイト


東京都-中央道「府中スマートインターチェンジ」が開通します!


- - - - - - -
香川に「府中"湖"スマートインターチェンジ」ってのがあるんですよね。名前似てる。



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by yunomi-chawan1 | 2015-03-11 21:00 | 道路計画や開通など | Comments(0)


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